[9日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)が市中銀行による海外からの外貨借り入れに対する優遇為替スワップ制度を拡大したことを受け、9日のインド株式市場で銀行株が上昇した。
8日に発表された中銀の通知によると、銀行は期間3年以上の海外借り入れについて、中銀の優遇スワップを利用できる。
午後0時8分(日本時間午後3時38分)時点で、ニフティ銀行株指数は1.4%高となった。国内最大手のインドステイト銀行 (SBI)は1.4%高、ICICI銀行は1.2%高となった。
シティ・リサーチは「銀行は(一部の留意事項付きで)毀損していないティア1資本の100%を海外外貨借り入れ(OFCB)として調達することが認められている。これに基づくとOFCBの調達枠は30兆ルピー近くに上る」と指摘した。
既存のOFCB残高を踏まえると、新規の調達額は250億─300億ドルに達する可能性があるとした。銀行が今会計年度にOFCBで100億ドルを調達すれば、通年のインドの国際収支は50億ドルの黒字に転換すると予測した。
ICICIセキュリティーズは、今回の措置により、国内での預金調達への依存を減らしつつ、安定した中期の外貨預金の比率を高めることで、銀行の負債構成が改善するとの見方を示した。