Mayu Sakoda
[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4営業日ぶりに反発し、前営業日比1392円03銭高の6万5416円63銭で取引を終えた。前日の大幅安を受けた買い戻しが入り、前日に売り込まれた人工知能(AI)・半導体関連株が相場を押し上げた。市場では、あす発表の米消費者物価指数(CPI)や来週の日米金融政策会合など重要イベントを控えており、当面は値固めの展開が続くとの見方が聞かれた。
日経平均は600円高で寄り付いた後、6万5000円を回復したが、その後失速しマイナス圏に沈む場面がみられた。売り一巡後は再び上値追いの展開となり、日経平均は後場中盤に1460円高の6万5485円16銭の高値をつけた。日経平均は前日までの3営業日で4377円下落しており、自律反発を期待した買いが広がった。
時間外取引での米株先物が底堅く推移したことに加え、韓国の総合株価指数(KOSPI)が7%超上昇したことや、米WTI原油先物が一時89ドル台まで下落したことも投資家心理を支えた。中東情勢を巡っては、イランとイスラエルが相互への攻撃停止を表明したことを受け、過度な警戒感が後退している。
マリン・ストラテジーズの香川睦グローバルストラテジストは、前日までの株安について「このところの急ピッチな上昇を受けた過熱感を冷ます、健全な調整だった」と指摘、踊り場を形成したことで、相場は上値を試しやすい地合いになったとみている。ただ、米インフレ指標や日米の中銀イベントを控え、積極的に上値を追うのは難しく、当面は値固めの展開が続くとみている。「先週期待されていた日経平均7万円は、やや遠のいた」という。
TOPIXは1.14%高の3896.11ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.14%高の2009.56ポイントだった。プライム市場の売買代金は10兆9342億2600万円だった。
東証33業種では、値上がりが電気機器、保険、証券、その他金融など21業種、値下がりが石油・石炭製品、鉱業、倉庫・運輸関連など12業種だった。
主力株では、東京エレクトロンが8%超高、キオクシアホールディングスが6%超高、アドバンテスト4%超高となった。AIや半導体関連株を巡っては、米アルファベット傘下のグーグルが半導体大手インテルに大型発注を行ったとの報道も好感された。
そのほか、太陽誘電がストップ高、村田製作所は11%超高だった。日銀の利上げ観測を受けて、銀行株もしっかり。SBI新生銀行、筑波銀行、東和銀行は6─7%超高だった。
半面、三井金属、住友金属鉱山は3─4%超安でさえなかった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.99%安の740.6ポイントと、続落した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが842銘柄(53%)、値下がりは670銘柄(42%)、変わらずは52銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 65416.63 +1,392.0 64625.26 63,918.96─
3 65,485.16
TOPIX 3896.11 +43.73 3887.87 3,856.35─3
,900.69
プライム市場指数 2009.56 +22.66 2006.28 1,989.17─2
,011.56
スタンダード市場指数 1603.54 +8.65 1606.10 1,597.86─1
,612.31
グロース市場指数 949.76 -7.77 963.79 943.82─969
.16
グロース250指数 740.60 -7.44 753.06 735.40─757
.32
東証出来高(万株) 250227 東証売買代金(億 109342.2
円) 6