Maria Martinez
[9日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が9日発表した4月の鉱工業生産指数は前月比0.4%上昇した。ロイターがまとめたアナリスト予想は0.5%上昇だった。
INGのマクロ担当グローバル責任者カルステン・ブルゼスキ氏は、イラン戦争開始以来初めて月間ベースの増加となったものの、楽観視する材料にはならないと指摘。「伸び率が小さ過ぎる上、大局的に見れば、ドイツの産業界は過去4カ月間停滞したままだ」と述べた。
鉱工業生産指数は2月から4月まで3カ月では、前の3カ月と比べて0.5%低下した。
コメルツ銀行のシニアエコノミスト、ラルフ・ソルビーン氏は、先行指標の低迷から、今後数カ月で生産は再び減少し、第2・四半期のドイツ経済はわずかに縮小するとの見通しを示した。
3月の鉱工業生産指数は0.1%低下となり、当初発表の0.7%低下から改定された。
<輸出は予想外の増加>
同庁が同日発表した貿易統計によると、ドイツの4月の輸出(季節・日数調整済み)は前月比0.9%増と、予想外に増加した。ロイターがまとめた予想は0.5%減だった。輸入は1.2%増となった。
貿易黒字は145億ユーロ(約167億4000万ドル)で、3月の147億ユーロから小幅に縮小した。
欧州連合(EU)諸国への輸出は1.0%増、EU域外への輸出は0.7%増となった。
米国への輸出は1.8%増加したが、米国による関税措置の影響で、前年同月比では12.9%減少した。
米国からの輸入は前月比7.6%増加した。