Angie Teo David Lague
[台中(台湾) 9日 ロイター] - 台湾軍は9日、中国軍の侵攻を撃退することを想定した沿岸演習を実施した。中国軍の水陸両用部隊による上陸作戦をロケット弾や火砲で阻止する内容で、より実戦に近い形で行われた。
中国の戦闘機や艦船は台湾周辺でほぼ連日活動を続けており、台湾に対する軍事的な圧力を強めている。中国本土と台湾海峡を隔てて向き合う台湾西海岸の砂浜や干潟は、中国軍が侵攻する際の上陸地点として最も可能性が高いとみられている。
演習は、台湾中部・台中周辺の沿岸20キロにわたる海岸線の8カ所で同時に実施された。
砲兵指揮官のオン・イーミン氏は記者団に対し、今回の訓練は決まった手順を踏む演習ではないと説明。「実戦的な条件の下で行われ、部隊にとって相当な難度になったと考えている」と語った。
演習では、台湾が開発したトラック搭載式の多連装ロケットシステム「雷霆2000(サンダーボルト2000)」、米国製の自走榴弾砲「パラディン」、対戦車ミサイル、火砲、迫撃砲を使用し、水陸両用部隊の上陸を阻止する「キルゾーン(殺傷地帯)」を構築した。