Nidhi Verma

[ニューデリー 11日 ロイター] - インド政府は11日、ガスの供給を巡って冷静な対応を消費者に呼びかけるとともに、エネルギーを可能な⁠限り節約するよう要請した。世界第2位の液化石油ガス(LPG)輸入国であるインドはガスの国内需要を満たすのに苦闘している。

政府は国内の約3億3300万世帯がガス不足となる事態を避ける⁠ため、LPGの生産を最大化させる。一方、工業向けLPGの販売を削減する緊急措置を精製業者に命じた。

石⁠油・天然ガス省のスジャタ・シャルマ共同事務次官は、この措置により国内のLPG生産量が25%増えたと説明した。

この措置にもかかわらず、レストランやホテル、企業はLPGの供給逼迫による影響を実感し始めている。LPGは主に調理用燃料として⁠使われている。

シャルマ氏は「間違った情報によって(LPGシリンダーの)パニック的な予約や買い⁠だめ⁠が起きている」と指摘した。

米国とイスラエルのイラン攻撃による紛争でホルムズ海峡経由の海上輸送が事実上停止したことを受け、インドの原油、LPG、液化天然ガス(LNG)の供給は支障を来している。

インドは昨年、3315万トンの調理用ガスを消費。う⁠ち約60%は輸入されており、輸入ガスのうち約90%は中東からの輸入だった。

インドは1日当たりのガス消費量1億9000万立方メートルのうち約半分を輸入している。

シャルマ氏は、最大のLNG供給国であるカタールでの供給制約と不可抗力により、4740万立方メートル相当のLNG輸入が影響を受けたと話した。

同氏は、大半の国内精製業者はフル稼働で操業しているとして「⁠中東紛争は世界に試練をもたらしたが、インドの燃料需要は満たされている」と言及。その上で「政府は継続して世界情勢を注視するとともに、途絶えることのない燃料供給を確保して家庭と重要なセクターを保護するため必要な措置を講じる」と訴えた。

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