トランプ米大統領は8日、イランと欧米など6カ国が2015年に締結した核合意から離脱し、対イラン経済制裁を再開すると表明した。

米国の離脱決定を受け、欧州の同盟国から反発が強まることは必至だ。また、中東地域での紛争リスクが高まるほか、世界の原油供給に支障を来す可能性がある。

トランプ氏は「米国はイラン核合意から離脱する」と発表。「イラン政府の核開発に対する制裁を再開する大統領覚書に間もなく署名する。米国は最高レベルの経済制裁を科す」と言明した。

オバマ政権下で締結された核合意については、イランの弾道ミサイル開発プログラムや2025年以降の核開発活動、イエメンやシリア危機への関与などに対処していないと指摘。「偏ったひどい内容で決して合意すべきではなかった。平穏や平和をもたらさなかった。今後ももたらすことはない」と語った。

また新たな合意に向けイランと交渉する用意があるとした。ただイラン側はそうした可能性を否定している。

[ワシントン 8日 ロイター]
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