アレクサがまた奇行「里親を殺せ」

2018年12月25日(火)16時15分
アリストス・ジョージャウ

ダニエルというファーストネームだけを明かしている妻は、シアトルのテレビ局「Kiro7」のウェブサイトで、「(プライバシーを)侵害された気がした」とコメントしている。

「これは明らかなプライバシーの侵害だ。当時も、『二度と電源は入れない、もう信用できない』と言ったのを覚えている」

アマゾンは、当時オンライン誌リコードに掲載された声明の中で、スマートスピーカーのエコーが、「アレクサ」に似た単語を検知し、さらに夫婦の会話のうち別の部分を、連絡先へ音声ファイルを送る命令と解釈したことが原因だった、と説明した。

「まれなケースだが、可能性をさらに減らすべく、複数の選択肢を検討している」と、アマゾンは述べた。

さらに2017年には、あるユーザーがアレクサに対して「米中央情報局(CIA)とつながっているのか?」と尋ねたところ、回答を返さなかった様子を動画に撮影して投稿し、話題となった。

この時も、アマゾンはユーザーの不安を和らげようとする声明を発表し、「技術的な不具合」だと説明した。その後アレクサの設定が改められ、この質問に対しては「自分の雇い主はアマゾンだ」との答えを返すようになった。

(翻訳:ガリレオ)

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