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ワールドカップ「退屈」日記

目次

「吠えなかった犬」を探しに

 どこからか聞こえてくる歌声で目を覚ます。闇を手探りして見つけた時計は、午前2時を指している。歌声はそれほど遠くない。数十人の声に聞こえる。あるいはそれ以上か。

2010.07.13

南アで記憶に残った言葉たち

 この国にいた1カ月の間、いろんな言葉を耳にした。今も忘れられないものの一部をノートから書き出してみる。 Soccer train, this way! Str

2010.07.11

ソウェトで食べたい牛すじ煮込み

「南アフリカのソウェトって知ってるでしょ?」と聞かれて、「うん、知ってる」とすっと答えられる日本人は、たぶんそんなに多くないだろう。「ソウェト」という言葉は聞い

2010.07.09

これが南アフリカの7不思議

 南アフリカに来て、そろそろ4週間。最初はわからなかったり、とまどったりしたことも、けっこう自分の中で常識になってきた。  たとえばこの国のスーパーマーケットで

2010.07.07

今さらですが、反ブブゼラ宣言!

 ケープタウンに来ている。もっと早く来ればよかったと思う。ほんとにいい街である。  ここはほとんどヨーロッパだ。古い建物が多く、こじんまりして居心地がいい。街歩

2010.07.05

負けても、歴史はつくられた

 プレトリアでパラグアイ戦を見て、車で約1時間かけてヨハネスブルクに帰ってきたら、ちょうど次の試合が始まる時間になっていた。スペイン対ポルトガルという好カードで

2010.06.30

歩いて楽しいヨハネスブルク

 ヨハネスブルクは広い。だだっ広い。1週間いたくらいでは、とても全貌がつかめない。  手っ取り早く理解するには、南北に分けて考えればいい。ヨハネスブルク駅に近い

2010.06.29

最高の試合、最低のスタジアム

 いくら車を走らせても、スタジアムが見えない。日本がラウンド16進出を決めるはずの舞台が見えない。  ヨハネスブルクを出てから、車はもう2時間半走っている。めざ

2010.06.25

ただいま、ホームステイ中

 ダーバンからポートエリザベスに飛んで、チリ−スイス戦を見た。  僕の席はバックスタンドのど真ん中、まさにハーフウェイラインの延長線上である。前から7列目だし、

2010.06.24

なんだ、いつものW杯じゃないか

 暑かった。オランダ戦のキックオフは午後1時30分、予想最高気温は25度。僕の席はバックスタンドの15列目だから臨場感はあるけれど、日差しが容赦なく照りつける。

2010.06.20

「ブブゼラ軍団」を味方につけろ!

 オランダ戦を前にして、日本のテレビは「オランダ戦勝利の秘策とは?」といった話題で盛り上がっているのだろう。でも、べつにオランダには無理して勝たなくていい。3戦

2010.06.17

スタジアムは燃えていない

 カメルーンには勝ったけれど、この試合ではっきりわかったのは、南アフリカに来ている日本人が非常に少ないということだ。  僕が買ったチケットは、FIFA(国際サッ

2010.06.15

来る理由がなかったはずの町

 ヨハネスブルクをいったん離れ、これから3都市を回る。手はじめは日本─カメルーン戦の行われるブルームフォンテーンである。  パッキングをして、ホテルに車を呼んで

2010.06.14

ブブゼラまみれになった初日

 ヨハネスブルクのオリバー・タンボ国際空港に着いたのは、大会開幕日の朝6時半だった。飛行機を降り、ターミナルをしばらく歩くと、早くもブブゼラの音が聞こえてきた。

2010.06.12

とりあえず、行ってきます

 ワールドカップに行くのは4回目なのですが、現地に行くというだけで驚かれる大会は初めてです。  え、南アフリカ、行くんですか。実際に行くっていう人に初めて会いま

2010.06.11
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BLOGGER'S PROFILE

森田浩之

森田浩之

ジャーナリスト。NHK記者、Newsweek日本版副編集長を経て、フリーランスに。早稲田大学政経学部卒、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)メディア学修士。著書に『スポーツニュースは恐い』『メディアスポーツ解体』、訳書に『「ジャパン」はなぜ負けるのか─経済学が解明するサッカーの不条理』など。