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日本憲政初の女性首相が今日就任見込み...高市政権の財務相は「あの人」との報道

2025年10月21日(火)10時15分
高市早苗

自民党の高市早苗総裁が21日午後、初の女性首相に選出される見通しだ。自民党は新たに日本維新の会と連立政権を組み、公明党との協力関係が26年間続いた政界の勢力図は大きく変わる。都内で20日撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

自民党の高市早苗総裁が21日午後、初の女性首相に選出される見通しだ。自民党は新たに日本維新の会と連立政権を組み、公明党との協力関係が26年間続いた政界の勢力図は大きく変わる。7月の参院選以降の政治空白で停滞した政策を前に進めるため、新政権は急激な物価高への対応を最優先課題とし、今年度補正予算の編成に速やかに着手する。財務相に片山さつき元地方創生担当相、外相に自民党の茂木敏充元幹事長を起用する案などが報じられている。


この日招集の臨時国会で首相指名選挙が行われ、午後2時ごろ結果が判明する。衆院の過半数は233議席で、新たに連立を組む自民党と維新の合計議席は231。1回目の投票で高市氏が過半数を得る可能性もあるが、得られなければ上位2人が決選投票に進み、午後3時前後に最終結果が出る。野党は共闘協議から維新が離脱し、候補を一本化できなかった。

新首相は同日中に組閣し、就任会見を開く見通し。FNNは21日、財務相に片山氏、経済産業相に赤沢亮正経済再生相、経済安保相に小野田紀美参院議員の起用が固まったと伝えた。このほか、官房長官に木原稔前防衛相、防衛相に小泉進次郎農相、総務相に林芳正官房長官を起用すると複数のメディアが報じている。連立相手の維新からは誰も入閣せず、閣外協力の形を取る。

自民党は24日の所信表明演説を想定している。26日以降は東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会談、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、トランプ米大統領訪日など外交日程が立て込んでいるため、所信表明演説に対する各党代表質問は11月4日以降になる公算が大きい。

高市総裁は20日維新との連立樹立調印後の記者会見で、首相に選ばれれば臨時国会では経済対策に注力する意向を示した。



[ロイター]


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