最新記事

遊園地

怖すぎる! 移動式遊園地のコースター、手抜き設営でガタガタ揺れる動画が話題に

Terrifying Video of Fair Ride Falling Apart Goes Viral

2022年9月24日(土)13時14分
サマンサ・ベルリン
ローラーコースター

Kirkikis-iStock

<ノースカロライナ州のフェアに設置された移動式のローラーコースター型アトラクションだが、まともに固定されていないように見える動画にネットが反応>

米ノースカロライナ州で開催された農業や伝統をテーマにしたフェアで、会場に設置された環状のローラーコースター型アトラクションの動画が注目を集めている。コースターが走る衝撃でレールは激しく揺れているのだが、それを支える柱は地面に固定されていないばかりか土台に使われているボロボロの木製ブロックの上で右へ左へガタガタと動いているのだ。

■【動画】コースターの支柱が土台から浮き、ガタガタと揺れる様子を映したTikTok動画

ジェームズ・バトラーという男性がTikTokに投稿した、このなんとも不安になる動画だが、その状況を知らないであろう乗客たちは歓声を上げて楽しんでいるように見える。しかしバトラーはさらに、本来ならレールのフックに取り付けられるべきワイヤーが空中にぶら下がっている様子も撮影している。

この移動式の乗り物はマンティスという名前で、地面とほぼ垂直に立った輪の内側を、コースターが乗客を乗せてぐるぐると回る仕組み。かなりの高さを宙返りする形になるため、万が一レールが倒れるなどすれば大事故になりかねない。

本誌の取材に対し、こうした乗り物の安全性を監督するノースカロライナ州労働省は、組み立ての際に検査官が溶接部に問題がないか、設備全体にひび割れや損傷、不用品のナットやボルトがないかなどを検査していると回答した。営業中に確認のため現場を訪問することもあるという。

ただ、バトラーの動画を見た人たちの多くは適切な管理が行われているとは思えなかったようだ。「絶対に乗りたくない」といったコメントが集まったほか、同じような移動式遊園地のアトラクションで過去に危ない目にあったというコメントを残す人もいた。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

フォード、第2四半期利益が予想上回る ハイブリッド

ワールド

バイデン氏陣営、選挙戦でTikTok使用継続する方

ワールド

スペイン首相が辞任の可能性示唆、妻の汚職疑惑巡り裁

ビジネス

米国株式市場=まちまち、好業績に期待 利回り上昇は
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴らす「おばけタンパク質」の正体とは?

  • 3

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗衣氏への名誉棄損に対する賠償命令

  • 4

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 5

    マイナス金利の解除でも、円安が止まらない「当然」…

  • 6

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 7

    ケイティ・ペリーの「尻がまる見え」ドレスに批判殺…

  • 8

    ワニが16歳少年を襲い殺害...遺体発見の「おぞましい…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    イランのイスラエル攻撃でアラブ諸国がまさかのイス…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 8

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 9

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 10

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中