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北京の新国際空港が開業 総事業費6.7兆円、設計は新国立競技場当初案のザハ・ハディド

2019年9月25日(水)16時00分

中国政府が総事業費4500億元(630億ドル)をかけて整備した新空港「北京大興国際空港」が、正式に開業した。写真は同空港のターミナルホール。(2019年 ロイター)

中国政府が総事業費4500億元(630億ドル)をかけて整備した新空港「北京大興国際空港」が25日、正式に開業した。開港式には習近平国家主席や複数の政府要人が出席し、同空港が「国家発展の新たな動力源」になると宣言された。

新空港は北京南部に位置し、旅客受け入れ能力の問題で航空便の遅延が慢性化している現在の北京首都国際空港の混雑緩和につながるとみられる。新空港は天安門広場から約46キロと、北京首都国際に比べて北京中心部から2倍近い距離がある。

新空港はイラク出身の著名建築家、ザハ・ハディド氏が設計。4本の滑走路があり、2025年までに年間利用者が最大7200万人となり、最終的に1億人に達すると見込まれている。

大興国際をハブ空港とするのは中国南方航空と中国東方航空。英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)やフィンランドのフィンエアーを含む外国の航空会社50社程度も北京発着便の全部あるいは一部を新空港に移す計画。

中国のフラッグキャリア(代表的な航空会社)である中国国際航空は新空港の輸送能力の1割に相当する発着枠を割り当てられた。

[北京 25日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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