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ロシア疑惑トランプ元顧問、2016年にロシア訪問し副首相と面会
11月6日、トランプ米大統領の外交顧問を過去に務めたカーター・ペイジ氏(写真)は、米議員に対し、2016年の2度のロシア訪問で同国副首相と面会し、このうち1度の訪問についてトランプ陣営の幹部に伝えていたと証言した。モスクワで昨年12月撮影(2017年 ロイター/Sergei Karpukhin)
トランプ米大統領の外交顧問を過去に務めたカーター・ペイジ氏は、米議員に対し、2016年の2度のロシア訪問で同国副首相と面会し、このうち1度の訪問についてトランプ陣営の幹部に伝えていたと証言した。
16年の米大統領選へのロシア介入疑惑やトランプ陣営による共謀疑惑を調査している下院情報委員会のメンバーは2日、7時間にわたりペイジ氏の聴取を実施した。
6日に公表された内容によると、ペイジ氏は当初、16年7月にロシアを訪問した際にロシア高官と面会しなかったと述べていたが、その後、ドボルコビッチ副首相に「短い間」会い、同年12月に夕食の場で同副首相に再び面会したと明らかにした。
ペイジ氏はまた、セッションズ現司法長官を含む当時のトランプ陣営の幹部に、16年7月のロシア訪問について知らせたと述べた。
ペイジ氏はメリルリンチ時代にモスクワで勤務した経歴を持つ。16年7月のロシア滞在は、トランプ陣営に加わった後の訪問となる。
ただ同氏はこれまで、ロシア訪問は私的なもので、トランプ陣営での役割に関係する訪問ではなかったと説明している。下院情報委に対し、同国訪問は「無害」なものだったと主張した。
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