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日本政府、自衛隊装備を初の無償供与 フィリピンにヘリ部品と航空機
2017年8月11日(金)09時17分
フィリピンは南シナ海の領有権をめぐり中国と対立してきたが、ドゥテルテ政権になって関係が改善しつつある。中国はフィリピンに対し、14億円相当の武器の無償供与のほか、武器調達のため500億円の低利融資を提案している。
南シナ海問題への関与を強める日本政府は、中比の接近を注視。関係者の1人は「日本は災害救助、人道支援の能力を引き上げる取り組みを通じてフィリピンとの連携を強めていきたい」と話す。
自衛隊の中古装備をめぐっては、マレーシア、ベトナム、フィリピンが哨戒機「P-3C」の供与を打診している。複数の関係者によると、日本は無償供与に向けて調整を進めている。
(久保信博、ティム・ケリー※)
[東京 10日 ロイター]
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