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仕事のグチをこぼす相手すらいない40代男性は珍しくない

2016年12月25日(日)16時06分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

 声をかける上司は温厚なタイプなら間違いないが、怖そうに見える人ほど孤独を抱えがちなため、意外にすんなり距離が縮まることもある。社長、役員、専務、いずれもOK。ランチの相棒、飲み相手、タバコ仲間、趣味友達など、何らかの接点を探してみて欲しい。

 もしかしたら、「あいつは上司に媚びを売っている」と心ないことを言う人がいるかもしれないが、そんな言葉は気にしなくていい。最大の目的は、仕事上の人間関係で楽しく過ごすことであり、それを満たして出世にもつながるかもしれないのなら、諸手を挙げて喜べばいいだけだ。

 そして、あなたが昇進したら、次にあなたのポジションに就いた後輩に注目してあげてほしい。その後輩があなたと同じように、社内外での孤独を感じはじめたとき、気さくに接することができたら、感謝されるとともに、すぐに距離は縮まるだろう。

 仕事上の人間関係は、「退職したらおしまい」では寂しいが、義徳さんと部長のような関係は、退職後にも続く可能性の高い、素晴らしいものと言える。


.........目指すは『釣りバカ』のハマちゃん。管理職の孤独を分け合おう


『独身40男の歩き方』
 木村隆志 著
 CCCメディアハウス


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