最新記事

アメリカ政治

トランプ、国務長官候補の一人ペトレアス元CIA長官と会談

2016年11月29日(火)10時35分

 11月28日、トランプ次期米大統領は、新政権人事の人選に向け、国務長官候補に挙がっているペトレアス元中央情報局(CIA)長官(写真)と会談した。(2016年 ロイター/Lucas Jackson)

トランプ次期米大統領は28日、新政権人事の人選に向け、国務長官候補に挙がっているペトレアス元中央情報局(CIA)長官と会談した。

会談はニューヨークのマンハッタンにあるトランプ・タワーで行われた。ペトレアス氏は会談後、記者団に対し「(トランプ氏は)世界におけるさまざまな問題に加え、機会についても深く理解していることを示した」と語った。

国防長官候補にも挙がっている同氏はイラク、アフガニスタンで駐留米軍を率い功績を上げたが、不倫相手への機密情報漏えいをめぐりCIA長官を辞任した経緯がある。

トランプ氏は29日には、2012年大統領選の共和党候補ミット・ロムニー氏とも会談する。ロムニー氏も国務長官候補。2人が会うのはここ最近で2回目となる。

トランプ氏の側近によると、このほか、米上院外交委員会のボブ・コーカー委員長、ジュリアーニ元ニューヨーク市長らも国務長官候補に挙がっている。

政権移行チームに近い共和党関係者は、先週末ごろにトランプ氏はロムニー氏起用に傾いているようだとしていたが、ペトレアス氏との会談はトランプ氏がまだ態度を決めておらず、幅広い候補者からの検討を進めていることを示している。

トランプ氏は28日、ブッシュ前政権下で大統領補佐官を務めたフランシス・タウンセンド氏とも会談した。



[ニューヨーク 28日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

仏ルノー、第1四半期は金融事業好調で増収 通年予想

ビジネス

英財政赤字、昨年度は1207億ポンド 公式予測上回

ワールド

中国、2040年以降も石炭利用継続 気候目標に影響

ワールド

北朝鮮ハッカー集団、韓国防衛企業狙い撃ち データ奪
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 2

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の「爆弾発言」が怖すぎる

  • 3

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバイを襲った大洪水の爪痕

  • 4

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 8

    冥王星の地表にある「巨大なハート」...科学者を悩ま…

  • 9

    「なんという爆発...」ウクライナの大規模ドローン攻…

  • 10

    ネット時代の子供の間で広がっている「ポップコーン…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 7

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 10

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中