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北朝鮮がミサイル発射、日米韓が強く非難 緊急安保理を開催

北朝鮮の事実上の弾道ミサイル発射は、2012年12月のテポドン2改良型以来

2016年2月8日(月)07時50分

2月7日、政府は、北朝鮮が午前9時31分ごろ、沖縄県地方の方向にミサイルを発射したと発表した。写真は商業衛星が撮影した北朝鮮のミサイル発射台の画像。2月4日撮影。米国のサイト「38ノース」提供(2016年 ロイター)

 北朝鮮は7日午前、同国西岸から南の方向にロケットを発射し、国営テレビを通じ、地球観測衛星が軌道に進入したと発表した。これに対し、日米韓の3カ国は挑発的行為であり、断固として容認できないとの立場を直ちに表明。国連は、3カ国の要請により米東部時間7日午前11時(日本時間8日午前1時)から緊急安全保障理事会を開催すると発表した。

 一方、中国政府は遺憾の意を表明し、関係各国に冷静な対応と朝鮮半島の緊張を高めるような行動をとらないよう求めた。

ロケットは5つに分離、一部は地球周回軌道に入った可能性

 日本政府によると、北朝鮮は午前9時31分ごろに西岸から沖縄県地方の方向にロケットを発射。約10分後に沖縄県上空を通過して太平洋に抜けた。

 発射されたロケットは5つに分離。これまでに4つの落下物が確認されている。1つ目は午前9時37分ごろに朝鮮半島の西150キロの黄海上、2つ目と3つ目は午前9時39分ごろに朝鮮半島の南西250キロの東シナ海上、4つ目が日本の南約2000キロの太平洋。4つ目のみ予告範囲外に落下したとみられるという。5つ目の物体は南に向けて飛行を続けた。

 飛行ルートは、2012年12月に打ち上げた3段ロケットのテポドン2改良型(射程距離1万キロ以上)とほぼ同じコースをたどった。

 米政府関係者によると、ロケットの一部は宇宙空間に到達したようだという。中谷元防衛相は北朝鮮が何らかの物体を地球周回軌道に投入した可能性があるとの見方を示した。北朝鮮は7日午後、国営テレビで、地球観測衛星を打ち上げ、軌道に進入させることに成功したと発表した。

日本政府は強く抗議

 安倍晋三首相は官邸で記者団に「北朝鮮に対しては、繰り返し自制を求めてきたが、今回のミサイル発射は断じて容認できない。核実験に続き、明白な国連決議違反であり、国際社会と連携して、毅然として対応する」と述べた。

 日本政府は直ちに国家安全保障会議を招集。菅官房長官は会見で、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議したことを明らかにした。さらに、国連安保理に速やかに協議を実施するよう、あらためて要請したことを明らかにし、日本政府としても「断固たる対応を検討する」と、独自制裁に踏み切る考えを示した。

国連事務総長、挑発行為の停止を要求

 日米韓政府が事実上の弾道ミサイルとみなす北朝鮮のロケット発射は、2012年12月にテポドン2改良型を打ち上げて以来。

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