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「幽霊原発」はよみがえるか

Resurrecting a Relic

2010年02月12日(金)15時23分
長岡義博(本誌記者)

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[2010年2月17日号掲載]

 電力不足が外国人投資のネックの1つになっているフィリピンで、24年前に1度も運転せずに閉鎖されたバターン原子力発電所を復活させる計画が持ち上がっている。

 首都マニラの西にある同原発はマルコス政権下の76年に着工。だが86年に誕生したアキノ政権が構造上の欠陥などを理由に閉鎖した。

 アロヨ政権は08年、電力不足や原油価格高騰を受け、再開が可能か韓国電力公社に調査を依頼。同公社は最近、「再開は可能だが補修費用は10億ドル」との調査結果をフィリピン政府に伝えた。

 問題は費用だけではない。アキノの長男のベニグノ・アキノ上院議員は今年5月に行われる大統領選の有力候補だ。バターン原発閉鎖が母アキノ政権を象徴する出来事だったことを考えれば、息子アキノが幽霊原発を再び「墓場」に押し戻してもおかしくない。

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