「できた!」から始まる学びのサイクル。教育界の最先端がつまった幼児教室
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現場に立つ講師であり、カリキュラムの開発にも関わる降旗敏江さん(右)と山岡直美さん(左)。
<日本の教育が大きく変わろうとしているいま、我が子の将来を考える親が選ぶべき幼児教室とは?>
教育改革のカギを握るアクティブ・ラーニング
文部科学省が検討を進める「高大接続システム改革」の一環として、2021年には大学入試が大改革されることが決定的だ。従来のマークシート式のセンター試験は廃止され、新たに受験者の思考力や判断力、表現力を重視する「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」の導入を予定。各大学の入試についても、従来の知識偏重から、学生の主体性や多様性、協働性といった能力への評価に重点を置く改革が促されている。
それら大改革のキーワードとなるのが、近年の教育界に定着しつつある「アクティブ・ラーニング」と呼ばれる学習法だ。教員から生徒に一方的な知識の伝達がされてきた旧来の教育に対し、アクティブ・ラーニングではまず、教員と生徒がともに刺激を与えながら知的に成長する「場」を創造し、生徒が主体的に問題やその解を発見していく。従来型の受動的な学習とは一線を画すこうした「能動的な学び」への転換は、我が国の課題である"
グローバル人材の育成"という面でも大きな注目を集めている。
最先端メソッドが拓く幼児教室の可能性
「日本の教育が大きく変わる」。そんな動向を背景に、今回、カリキュラムをリニューアルさせたのが、30年の歴史を誇る小学館の幼児教室『ドラキッズ』。ドラキッズは、イオンをはじめ全国のショッピングモールなどに約200の教室を展開。講師2名に対して1クラス最大12名という少人数制、大手出版社ならではのオリジナル学習教材や、個々の子どもが持つトータルな能力を伸ばす独自のカリキュラムが評判の幼児教室だ。
「これまでもドラキッズでは、言葉や文字、数字などの学習に加え、心育てや社会性、自己表現能力などを伸ばすことを大切にしてきました。そうしたベースは変えず、アクティブ・ラーニングやプレイフル・ラーニングといった手法を導入し、お子様がより能動的に学べるカリキュラムに変更したのが今回のリニューアルのポイントです」
そう話すのは、教室の運営母体である小学館集英社プロダクション・エデュケーション事業部の降旗敏江さん。元小学校教諭の降旗さんは、現場に立つ講師でもあり、今回のリニューアルにも深く関わった。
「プレイフル・ラーニングはアクティブ・ラーニングの基礎となるような考え方。脳科学的にも子どもは楽しいと感じたときに最も色々なことを発見・吸収すると言われています。ですから、たとえば満1歳から2歳のクラスでは、お子様が楽しいと感じられる場面や環境をより多く整えてあげて、そのなかでたくさんの「できた!」という経験を得てもらう。そうした体験を「もっとやってみたい」「もっと知りたい」という能動的な学びへと繋げていくのが、ドラキッズメソッドの考え方です」