最新記事

株式

米連邦取引委員会、イーロン・マスクのツイッター株取得を調査

2022年4月29日(金)16時38分
イーロン・マスクのツイッターアカウント

米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が米ツイッター買収で合意する前に9%の株式を取得していたことについて、米連邦取引委員会(FTC)が調査を進めている。25日撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo)

米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が米ツイッター買収で合意する前に9%の株式を取得していたことについて、米連邦取引委員会(FTC)が調査を進めている。ジ・インフォメーションが28日、報じた。

FTCは、マスク氏が4月初めにツイッター株を取得した際、反トラスト(独占禁止)法上の報告義務を順守したか調査している。

大規模な株式取得やその他買収に関する報告義務を順守しない企業には1日当たり最大4万3792ドルの罰金が科される可能性がある。

マスク氏は初期の株式取得後の今月25日、ツイッターを440億ドルで買収することで合意した。

FTCの調査では、マスク氏がツイッター経営陣に影響を及ぼすことを目的に株式を取得したか、それともパッシブな株主となるのが目的だったかが焦点になっているという。

同氏は今月4日の米証券取引委員会(SEC)への提出資料で、パッシブな保有と説明している。

報道についてFTCはコメントを拒否。ツイッターはコメントすることはないとした。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2022トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・イーロン・マスク、ツイッター買収に「謎のファミリーオフィス」を使っていた
・マスクのツイッター改革案「アルゴリズムのオープンソース化」で何が変わるか
・ウクライナでスターリンク衛星通信が提供開始 イーロン・マスクへの要請からわずか10時間半で
・イーロン・マスクのスペースX、宇宙で毎週1600件のニアミス事故


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国投資家、転換社債の購入拡大 割安感や転換権に注

ワールド

パキスタンで日本人乗った車に自爆攻撃、1人負傷 警

ビジネス

24年の独成長率は0.3%に 政府が小幅上方修正=

ビジネス

ノルウェー政府系ファンド、ゴールドマン会長・CEO
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離れ」外貨準備のうち、金が約4%を占める

  • 3

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の衝撃...米女優の過激衣装に「冗談でもあり得ない」と怒りの声

  • 4

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 5

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 6

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 9

    「イスラエルに300発撃って戦果はほぼゼロ」をイラン…

  • 10

    日本の護衛艦「かが」空母化は「本来の役割を変える…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体は

  • 4

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 5

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 9

    帰宅した女性が目撃したのは、ヘビが「愛猫」の首を…

  • 10

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中