一国の経済財政担う者として金利や為替は当然注視=高市首相
12月9日、高市早苗首相は衆院予算委員会で、為替市場の過度な変動や無秩序な動きには必要に応じて適切な対応を取ると強調した。11月撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
Yoshifumi Takemoto Shinichi Uchida
[東京 9日 ロイター] - 高市早苗首相は9日の衆院予算委員会で、為替・金利動向に関し「一国の経済財政運営を担う者として、日々の金利や為替の動きは当然のことながら常に注視している」と述べた。本庄知史委員(立憲)への答弁。
本庄氏は高市首相の就任後に進んだ円安と長期金利上昇は市場が政権の財政政策に信認を与えていないためでないかと質問した。
高市首相は、為替や金利は様々な要因で決まるため「財政政策のみを取り出して、市場に与える影響を一概に申し上げるのは困難」と回答した。為替市場の過度な変動や無秩序な動きには必要に応じて適切な対応を取ると強調した。
2025年度補正予算に伴う新規国債発行額11.7兆円を過大と批判する本庄氏に対し、首相は新発債を合わせた25年度の国債発行額は24年度実績を下回っており、財政の持続可能性に配慮していると説明した。





