ベトナム、所得税減税へ 消費刺激目指す＝国営メディア

　１０月１７日、 ベトナム国会は消費拡大と経済成長促進に向けて、非課税所得の基準額と扶養家族に対する控除額を引き上げることを決定した。ハノイの靴製造工場で２０２０年１２月撮影（２０２５年　ロイター/Kham）

[ハノイ １７日 ロイター] - ベトナム国会は消費拡大と経済成長促進に向けて、非課税所得の基準額と扶養家族に対する控除額を引き上げることを決定した。国営メディアが１７日報じた。

コン・トゥオン紙は、グエン・ドゥック・チー財務副大臣の発言として、この措置により政府の所得税収入が年間２１兆ドン（８億ドル）減少する見込みだと伝えた。

今回の改正により、所得税の非課税最低基準額は月額１１００万ドンから１５５０万ドンに引き上げられた。また、扶養家族１人当たりの控除額は４４０万ドンから６２０万ドンに引き上げられた。