米豪首脳、サミットに合わせ会談へ AUKUSなど協議

6月15日、オーストラリアのアルバニージー首相(写真)は、カナダで開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせてトランプ米大統領と会談し、米英との安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」や関税などについて話し合うと述べた。ジャカルタで5月撮影(2025年 ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana)
[シドニー 15日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は、カナダで開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせてトランプ米大統領と会談し、米英との安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」や関税などについて話し合うと述べた。実現すれば初の対面会談となる。
アルバニージー氏は14日シアトルで、トランプ氏との会談を予定していると明らかにし、「関税、AUKUSの重要性について議論を交わすことになるだろう」と述べた。
米国防総省は、AUKUSに盛り込まれた豪の原子力潜水艦購入計画を見直すと表明した。
会談では豪の国防費増額も議題になるとみられる。トランプ政権は豪に、国内総生産(GDP)比2%の国防費を3.5%まで増額するよう求めている。アルバニージー氏は2.3%に引き上げる方針を示している。