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米政権、バイデン氏の成果アピールへ 11月の中間選挙にらみ
11月8日の米中間選挙まで3カ月を切る中、米ホワイトハウスは低迷するバイデン大統領の支持率し上げを狙い、最近の主要政策面での成果をアピールする一連のキャンペーンを打ち出す見通しだ。(2022年 ロイター/Joshua Roberts)
[ワシントン 15日 ロイター] - 11月8日の米中間選挙まで3カ月を切る中、米ホワイトハウスは低迷するバイデン大統領の支持率し上げを狙い、最近の主要政策面での成果をアピールする一連のキャンペーンを打ち出す見通しだ。
15日明らかになったホワイトハウスのメモによると、政権の閣僚は月末までに23州を35回訪問する計画。バイデン大統領は9月初旬のレイバーデーの祝日までに大統領就任後4回目の閣議を開くほか、世界最大級となるオハイオ州のインテル新工場の起工式に出席する予定。
さらに、気候変動対策や薬価引き下げなどを盛り込んだ4300億ドル規模の「インフレ抑制法案」の議会通過などのアピールに向け、上下両院の民主党トップと連携し「数百のタウンホールや円卓会議」を開催する見通し。
高インフレなどが影響し、バイデン大統領の支持率は昨年8月以来50%を下回っている。9日に公表されたロイター/イプソス調査によると、バイデン大統領の支支持率は40%に上昇し、6月初旬以来の高水準となったものの、依然として低水準にとどまっている。
中間選挙では上下両院で民主党が主導権を維持できるかが焦点となっており、政治アナリストは民主党が苦戦を強いられる可能性があるとみている。