ニュース速報

ワールド

北朝鮮、マスク着用や距離確保の規制解除 「コロナ勝利宣言」後

2022年08月13日(土)18時26分

 8月13日、朝鮮中央通信(KCNA)は、北朝鮮がマスクの着用義務や対人距離の確保といった各種規制を解除したと伝えた。写真は医療関係者らに笑顔でこたえる金正恩朝鮮労働党総書記。平壌で10日撮影。KCNA提供(2022年 ロイター)

[ソウル 13日 ロイター] - 朝鮮中央通信(KCNA)は13日、北朝鮮がマスクの着用義務や対人距離の確保といった各種規制を解除したと伝えた。北朝鮮は3カ月前に国内での新型コロナウイルス流行を初めて確認したが、金正恩朝鮮労働党総書記は今週、新型コロナとの戦いに勝利したと宣言した。

金氏は10日に開催したコロナ対策会議で、5月に導入した最大限の感染拡大抑制措置の解除を命じた。同時に「今後も鉄のような防疫壁を維持しなければならない」とも強調したという。

KCNAによると、防疫体制が「最高レベル」から「通常レベル」に引き下げられ、国境地帯を除く全ての地域において、マスク着用義務や、商業・公共施設のサービス時間制限などの規制が解除された。

呼吸器系の症状がある人についてはマスクを着用し続けるよう勧告したほか、「異質な物」への警戒維持を呼びかけた。

北朝鮮は、韓国との境界付近の「異質な物」が北朝鮮でコロナが流入した原因と主張、金氏の妹の金与正党副部長は韓国への強力な報復を警告している。韓国の脱北者団体などは、北朝鮮の体制を批判するビラや食料、医薬品などを付けた風船を北朝鮮に向けて飛ばしている。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

利上げの可能性、物価上昇継続なら「非常に高い」=日

ワールド

アングル:ホームレス化の危機にAIが救いの手、米自

ワールド

アングル:印総選挙、LGBTQ活動家は失望 同性婚

ワールド

北朝鮮、黄海でミサイル発射実験=KCNA
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ公式」とは?...順番に当てはめるだけで論理的な文章に

  • 3

    便利なキャッシュレス社会で、忘れられていること

  • 4

    「韓国少子化のなぜ?」失業率2.7%、ジニ係数は0.32…

  • 5

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 6

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 7

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離…

  • 8

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 9

    毎日どこで何してる? 首輪のカメラが記録した猫目…

  • 10

    ネット時代の子供の間で広がっている「ポップコーン…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人機やミサイルとイスラエルの「アイアンドーム」が乱れ飛んだ中東の夜間映像

  • 4

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 5

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 9

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 10

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中