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ウクライナ大統領、ジョンソン氏の支援に謝意 辞任表明受け電話会談
ウクライナのゼレンスキー大統領府は7日、辞任を表明したジョンソン英首相と電話会談し、ロシアの侵攻を受けたウクライナへの支援に謝意を示した。3月撮影(2022年 ロイター/Courtesty of Ukrainian Presidential Press Service/Handout via REUTERS)
[キーウ(キエフ) 7日 (ロイター)] - ウクライナのゼレンスキー大統領府は7日、辞任を表明したジョンソン英首相と電話会談し、ロシアの侵攻を受けたウクライナへの支援に謝意を示した。さらに、英政府によるウクライナ支援継続に期待を表明した。
ウクライナ大統領府が会談後に発表した声明によると、ゼレンスキー大統領は、自身を含めウクライナ全体がジョンソン首相辞任のニュースを「悲しい思いで聞いた」と伝えた。
その上で、ジョンソン氏辞任後も「英国の支援が維持されることを確信しているが、ジョンソン氏のリーダーシップとカリスマ性は支援を特別なものとした」と述べた。
ウクライナのクレバ外相はジョンソン首相を「ウクライナの真の友人」と称した上で「ジョンソン氏はロシアによる残忍なウクライナ侵攻を明確に非難しただけでなく、ウクライナの防衛を支援し、この戦争における今後の最終的な勝利に向け多くの重要な決定を下した最初の世界の指導者の一人」と評価した。
ジョンソン首相の報道官によると、ジョンソン首相はゼレンスキー大統領に対し、ウクライナ国内に滞留している穀物を巡る問題解消に向け、引き続き今後数週間、パートナー国と連携していくと約束した。
報道官は「ゼレンスキー大統領はジョンソン首相のウクライナに対する断固とした行動に謝意を表明し、ウクライナ市民が英国の努力に感謝していると伝えた」と明らかにした。