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米上院、つなぎ予算案採決延期 政府機関の閉鎖本格化へ

2018年01月22日(月)12時49分

 1月21日、米上院は、つなぎ予算案に関連した採決を22日正午(1700GMT、日本時間23日午前2時)に延期した。写真はアメリカ合衆国議会議事堂。ワシントンで20日撮影(2018年 ロイター/Joshua Roberts)

[ワシントン 21日 ロイター] - 米上院は、つなぎ予算案の採決延期を決めた。米連邦政府機関の閉鎖が週明け22日、3日目に入ることが確実になった。米上院は21日深夜までぎりぎりの調整を続けたが、幼少期に親と不法入国した「ドリーマー」の救済策を講じるよう要求する民主党との対立が解けなかった。

米上院は、2月8日までの予算を手当てするつなぎ予算案の採決に進むために必要な動議の採決を22日正午(1700GMT、日本時間23日午前2時)に延期した。これまで予定していた22日午前1時(0600GMT、日本時間午後3時)の採決はキャンセルとなった。

上院共和党のトップ、マコネル院内総務は、移民関連法案を2月上旬にも上院で審議すると約束し、民主党に歩み寄りの姿勢を示した。

マコネル氏は「DACA(ドリーマーへの救済措置)、国境警備、その他の関連する問題について、審議に進む方針だ」と強調した。

ただし22日の採決で、民主党から十分な賛成票を投じられ、連邦政府機関の閉鎖が終わるのかどうかは、依然として不透明な状況だ。

*内容を追加しました。

ロイター
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