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英下院でEU離脱法案採決、保守党が支持訴え 野党反対でも可決へ
2018年01月17日(水)13時56分
1月17日、英国のメイ首相率いる保守党は、議会下院でこの日予定されている欧州連合(EU)離脱法案の採決に先立ち、同案を支持するよう保守党議員に呼び掛けた。写真は6日、英国放送協会(BBC)の番組に出演する同首相。BBC提供(2018年 ロイター)
[ロンドン 17日 ロイター] - 英国のメイ首相率いる保守党は17日、議会下院でこの日予定されている欧州連合(EU)離脱法案の採決に先立ち、同案を支持するよう保守党議員に呼び掛けた。また、野党・労働党に対しても法案への支持を求め、反対すれば混乱を招くと警告した。
この法案は1972年にEUの前身である欧州共同体(EC)に加盟するため設けたEC法を廃止するとともに、加盟後40年以上の間に導入されたEU関連法を国内法に置き換えるもの。
労働党のコービン党首は先に、民主主義に基づく説明責任、労働者保護、環境や消費者の権利に関する懸念が解消されない場合、法案に反対するよう党員に呼び掛けるとしていた。
ただ労働党が反対票を投じる場合でも、北アイルランド地域政党と保守党の閣外協力により、法案は下院で可決される公算だ。
一方、上院(貴族院)では、同法案の審議に数カ月を要するとみられ、採決はまだ先となる見通し。
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