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「報道は事実と異なる」、中国が対北石油供給重ねて否定
2017年12月30日(土)03時33分
[北京 29日 ロイター] - 中国政府は29日、同国が国連制裁に違反して石油製品を北朝鮮に不正に売却していたとの報道は事実と異なるとして、疑惑を否定した。
外務省の華春瑩報道官は記者団に対し、中国の船が10月19日に公海上で北朝鮮の船に石油を移し替えていた疑いがあるとの報道を含め、最近の各種報道に留意しているとした上で「実際には問題の船は8月以降、中国の港に停泊しておらず、中国の港の入港もしくは出港の記録は存在せず、報道は事実とそぐわない」と語った。
その上で「中国はこれまでも常に北朝鮮に関する国連安保理決議を完全に実行し、国際的な責務を遂行している。中国の企業や個人による決議違反を決して容認せず、仮に決議違反が調査で確認された場合、政府は法律と規則に則り厳格に対処する」と述べた。
トランプ米大統領は前日、中国が北朝鮮に対する石油供給を容認していることに「非常に失望した」とツイッターに投稿。こうした行動は北朝鮮の核問題の平和的な解決を阻害するとの考えを示していた。
*内容を追加して再送します。
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