ニュース速報
ワールド
NZ第3四半期GDP、前期比+0.6%に減速 予想は上回る
12月21日、ニュージーランド(NZ)統計局が発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は、季節調整済みで前期比0.6%増だった。写真はウェリントンの建設現場。7月撮影(2017年 ロイター/David Gray)
[ウェリントン 21日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は、季節調整済みで前期比0.6%増だった。エコノミスト予想(0.5%増)は上回る一方、前期の0.8%増から伸びが減速した。
GDP統計の発表後、NZドル
前年比では2.7%増と、エコノミスト予想の2.3%増を上回った。2017/18年度(18年6月終了)のGDPの伸びは、政府の見通しである3.3%を下回る可能性が示された。
BNZのチーフエコノミスト、スティーブン・トプリス氏は、新たなデータからも3%未満の成長率予想は変わらないと述べた。
GDPの内訳では、建設業が3.6%増。鉄道、道路、その他インフラへの投資が加速。第1・四半期と第2・四半期はマイナスとなっていた。
乳製品の生産は雨天や乳製品価格の低下を背景に減少した。
一方、統計局は、2015年成長率を従来の2.4%から3.6%に、16年成長率を3%から4%にそれぞれ上方改定した。
改定を受け、経済成長の中でも物価が上昇しない状況があらためて示され、政策金利を過去最低で据え置く理由を中銀に与える形となったとエコノミストらは指摘する。
キャピタル・エコノミクスのチーフエコノミスト、ポール・デールズ氏は、こうした見方が「低インフレで政策金利が2019年の大部分まで1.75%に据え置かれるとのわれわれの予想を支えている」と話した。
(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)