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北海ブレントが65ドル超え、15年以来初 パイプライン稼働停止で
12月12日、アジア時間の北海ブレント原油先物は上昇し、2015年6月以来初めて1バレル=65ドルを上回った。写真はシベリアの油田で2016年1月撮影(2017年 ロイター/Sergei Karpukhin)
[シンガポール 12日 ロイター] - アジア時間12日の北海ブレント原油先物
北海ブレント先物は0211GMT(日本時間午前11時11分)時点で、0.37ドル(0.6%)高の1バレル=65.07ドル。
米WTI原油先物
稼働を停止したのは英国最大の原油パイプライン「フォーティーズ」(輸送能力日量45万バレル)。原油漏れが見つかり、11日に稼働を停止した。
OANDAのシニアアナリストは「このパイプラインは、北海ブレント先物を支える主要な要素だ」と指摘した。
また、ANZ銀行は「需給がタイトで、供給不安が直ちに価格上昇に結びつくことが浮き彫りになった」と指摘した。
北海ブレント先物が上昇したことで、米WTI原油先物に対するプレミアムは1バレル=6.74ドルと先週の5ドル前後から拡大。米原油の割安感が高まっている。
こうした状況は米原油生産の増加も背景にある。
*内容を追加しました。