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プーチン大統領、ロシア軍にシリア撤退命令 「IS掃討を達成」
2017年12月12日(火)16時09分
[モスクワ 11日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は、シリアからのロシア軍撤退を始めるよう命令した。大統領は、2年に及ぶ軍事作戦を経て、ロシアとシリアは過激派組織「イスラム国」(IS)掃討という使命を達成したと強調した。
プーチン大統領は、シリアのラタキア県にあるロシア軍のへメイミーム空軍基地を電撃訪問し、ロシア軍撤退開始を発表。シリアのアサド大統領と会談したほか、ロシア軍の兵士らを前に演説するなどした。
ロシアは2015年9月にシリアでの空爆を開始。その後、紛争はアサド政権に有利な情勢に転じ、当地でのロシアの影響力が強まった。
プーチン大統領はロシア兵を前にした演説で「シリアで武装した無法者と戦うという任務は大部分がすばらしい形で完了した」と語った。
一方、プーチン大統領は、へメイミーム空軍基地のほか、シリアのタルトス港にある海軍関連施設を維持する、との意向を明らかにした。
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