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ニュージーランド次期首相、中銀法の改正方針を確認

2017年10月24日(火)14時09分

 10月24日、ニュージーランド(NZ)のアーダーン次期首相(写真)は、新政権が中央銀行法を見直し、改正することを計画していると確認した。写真はウェリントンで19日撮影(2017年 ロイター/Charlotte Greenfield)

[シドニー 24日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)のアーダーン次期首相は24日、新政権が中央銀行法を見直し、改正することを計画していると確認した。

アーダーン氏が率いる労働党は、NZ準備銀行の責務に雇用の最大化を加え、インフレと雇用の2つを目標とすることを望んでいる。

連立を組むNZファースト党も中銀の責務にNZドル相場の管理強化を含めたい考え。

次期首相は記者団に「準備銀行法に規定されている目標の変更について検討している」と語り、見直しには雇用と物価安定も含まれるだろうと付け加えた。

ニュージーランドの失業率は5%を下回り、約10年ぶりの低水準にあるが、9月の総選挙では雇用の伸びが争点の1つとなった。

アーダーン氏は先週、NZファーストのピーターズ党首を副首相に起用する意向を示したが、24日には同氏を外相にも任命する考えを示唆した。

ピーターズ氏は労働党主導政権下の2005年に外相を務めた経験がある。

労働党とNZファーストは移民の流入抑制や外国人による中古不動産購入の禁止などの政策で一致している。

*内容を追加しました。

ロイター
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