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この道進めば北朝鮮に明るい未来ない=ミサイル発射で安倍首相
9月15日、安倍晋三首相は、北朝鮮によるミサイル発射を受けて記者会見し、「北朝鮮の暴挙は、断じて容認できない」とし、「国連安全保障理事会に緊急会合の開催を要請する」と述べた。写真は首相官邸で撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 15日 ロイター] - 安倍晋三首相は15日午前、北朝鮮によるミサイル発射を受けて記者会見し、「北朝鮮の暴挙は、断じて容認できない」とし、「国連安全保障理事会に緊急会合の開催を要請する」と述べた。北朝鮮に対して「国際社会が団結して明確なメッセージを発する必要がある」と語り、「北朝鮮がこの道を進めば、明るい未来がないことを理解させる必要がある」と強調した。
<国内被害想定されず、迎撃実施せず>
これに先立ち菅義偉官房長官は同日、2度目の緊急記者会見を開き、ミサイル発射を受け、外遊から帰国途中の首相不在の形式で国家安全保障会議(NSC)を開催し、「安保理でのさらなる断固とした対応を取ることを確認」したと明らかにした。
官房長官によると、ミサイルの種類は「引き続き分析中」。米国の対応については「米軍の将来の行動について予断をもって発言することは控えたい」とした。今後、「米韓中ロと連携し、さまざまな対応を考えたい」と語った。
自衛隊による迎撃を行わなかった理由については「ミサイル落下による被害は想定されず、自衛隊の破壊措置は実施しなかった」と説明した。