原油先物が上昇、減産延長期待で ＯＰＥＣ会合控え

　５月２５日、アジア時間の取引で原油先物が上昇。きょうウィーンで開かれる石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）総会で協調減産の延長が合意されるとの期待が背景。写真はオクラホマ州クーシングで昨年３月撮影（２０１７年　ロイター／Nick Oxford）

［シンガポール　２５日　ロイター］ - ２５日アジア時間の取引で原油先物が上昇。きょうウィーンで開かれる石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）総会で協調減産の延長が合意されるとの期待が背景。

０１１８ＧＭＴ（日本時間午前１０時１８分）現在、北海ブレント先物は０．８２％（４４セント）高の１バレル＝５４．４０ドル。

米原油先物は０．７８％（４０セント）高の５１．７６ドル。

いずれの指数も５月の安値から１６％上昇している。

ＢＮＰパリバは「減産合意が延長されるとの強いコンセンサスがある」とし、注目されるのは延長期間だと指摘した。

ウッド・マッケンジーは「減産合意が９カ月延長された場合、われわれの２０１７年の価格見通しにほとんど影響しない」とした。同社は今年の北海ブレントの平均価格を１バレル＝５５ドルと予想している。

トレーダーは、減産延長合意に至らなかった場合は原油価格が下落するとみている。