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米予算教書、運輸省の裁量的経費を12.7%削減
2017年05月24日(水)10時25分
5月23日、米トランプ政権が議会に提出した予算教書では、運輸プロジェクトの許可を大幅に削減し、航空機の旅客にかかるセキュリティーフィーを引き上げる方針を示した。写真はイタリア・ローマのフィウミチーノ空港に到着したトランプ氏(2017年 ロイター/Remo Casilli)
[ワシントン 23日 ロイター] - 米トランプ政権が23日に議会に提出した予算教書では、運輸プロジェクトの許可を大幅に削減し、航空機の旅客にかかるセキュリティーフィーを引き上げる方針を示した。
運輸省全体の予算は760億ドルで、そのうち約600億ドルが道路の補修といった義務的経費。裁量的経費は12.7%減の162億ドルとなった。
運輸プロジェクトに資金を供給していたオバマ政権時代のTIGERグラントプログラムを廃止することで10年で50億ドルの費用削減を図る。また、「New Starts」と呼ばれる別の補助金プログラムでも180億ドルをカットする。
航空旅客に関するセキュリティーフィーについては、片道あたり1ドル引き上げ6.6ドルとする方針。これにより、運輸保安局で新たに5億3000万ドルの予算が生まれる。
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