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安保理閣僚級会合、米国務長官は北朝鮮への対応強化を要請へ
4月28日、ティラーソン米国務長官は、国連安全保障理事会の閣僚級会合で、北朝鮮が長距離ミサイルの発射や核実験など、さらなる挑発行為に踏み切った場合、より厳しい制裁を速やかに科すよう求める見通し。写真はモスクワで12日撮影(2017年 ロイター/SERGEI KARPUKHIN)
[国連 28日 ロイター] - ティラーソン米国務長官は、28日に開催する国連安全保障理事会の閣僚級会合で、北朝鮮が長距離ミサイルの発射や核実験などさらなる挑発行為に踏み切った場合、より厳しい制裁を速やかに科すよう求める見通し。
安保理は28日に15カ国の閣僚級会合を開催し、ティラーソン長官が会合の議長を務める。米国は今月、安保理の議長国となっている。
会合には中国の王毅外相、ジョンソン英外相、日本の岸田文雄外相らが出席する。ティラーソン長官は会合に先立ち岸田外相と韓国の尹炳世外相と会談し、会合後に王外相と協議を行う予定。
米国は28日の会合に関する文書で安保理構成国に対し「一段の挑発行為に新たな重大な措置で対応する決意を示す」よう求めた。外交官によると、一段の挑発行為は核実験や長距離ミサイル発射を意味するという。
米国務省のトナー報道官は、ティラーソン長官が28日、国際社会に対し北朝鮮を巡る問題に立ち向かうよう求めると述べた。同報道官は中国の役割に言及し、「新たな戦略の重要な点は中国に圧力を加え、中国に北朝鮮への対応策を強化する必要があると伝えることだが、これには世界的な取り組みが必要だ」と指摘した。