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米SEC委員長候補、利益相反を否定 ウォール街との関係巡り

2017年03月24日(金)11時27分

 3月23日、トランプ米大統領が米証券取引委員会(SEC)の委員長に指名したジェイ・クレイトン氏は、上院の銀行委員会の承認公聴会に出席し、民主党議員による利益相反の指摘に反論した。写真は同委員会で宣誓するクレイトン氏。ワシントンで撮影(2017年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 23日 ロイター] - トランプ米大統領が米証券取引委員会(SEC)の委員長に指名したジェイ・クレイトン氏は23日、上院の銀行委員会の承認公聴会に出席し、民主党議員による利益相反の指摘に反論した。

著名な法律事務所の共同経営者であるクレイトン氏は、指名承認に問題はないとみられているが、金融危機時に代理人を務めたほか、妻が雇用関係にある金融大手ゴールドマン・サックスなどウォール街との関係を巡り一部民主党議員が懸念を示している。

クレイトン氏は、SEC委員長に承認された場合に妻が退職するとし、自身や顧客が関係する事案には2年間関与しないと述べた。弁護士時代の顧客にはバークレイズやドイツ銀行などが含まれる。

また、金融機関の代理人を務めた経験は「強み」になると主張。利益相反がSEC委員長の職務に問題になるとは思わないと述べた。

ドッド・フランク法(金融規制改革法)については、その目的を達成しているかを見極めるため調べるべきとの考えを示した。

ロイター
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