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サルマン・サウジ国王、アジア諸国歴訪 3月12日には日本に
2月26日、サウジアラビアのサルマン国王は26日、マレーシアを訪問し、1カ月に及ぶアジア諸国歴訪を開始した。国王の中東・北アフリカ地域以外の外遊は、2015年の訪米以来。写真は2015年1月リヤド・エルガ宮殿におけるオバマ前米大統領のの会合で撮影(2017年 ロイター/Jim Bourg)
[リヤド/クアラルンプール/ドバイ 26日 ロイター] - サウジアラビアのサルマン国王は26日、マレーシアを訪問し、1カ月に及ぶアジア諸国歴訪を開始した。国王の中東・北アフリカ地域以外の外遊は、2015年の訪米以来。成長著しい石油輸入国との関係構築を目指すとともに、国営石油会社サウジアラムコの株式売却を含めた同国への投資促進を図る。
訪問国はマレーシアとインドネシア、日本、中国の予定。各国政府関係者によると、3月1─9日にインドネシア、12─14日の日程で日本を訪問する。
インドネシア政府関係者によると、国王の随行員は1500人に上り、10閣僚も含まれる。消息筋はロイター通信に対し、ファリハ・エネルギー産業鉱物資源相やアラムコ幹部も同行すると明かした。
サウジ当局者らは、18年に予定されているアラムコ株5%の新規株式公開(IPO)でアジア投資家の関心を引き付けたい意向だ。
またアジアの銀行や企業は、サウジの非石油産業育成を促し、また対外投資増を狙う同国の戦略で重要な役割を担うことが期待されている。