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ロヒンギャ問題の平和的解決を、バングラデシュ外相が訴え
2月20日、バングラデシュのアリ外相は、イスラム系少数民族ロヒンギャ数万人がミャンマーから隣国であるバングラデシュに避難している問題について、ミャンマーに対応を迫るよう国際社会に訴えた。テクナフで2月撮影(2017年 ロイター/Mohammad Ponir Hossain)
[ダッカ 20日 ロイター] - バングラデシュのアリ外相は20日、イスラム系少数民族ロヒンギャ数万人がミャンマーから隣国であるバングラデシュに避難している問題について、ミャンマーに対応を迫るよう国際社会に訴えた。
外務省の声明によると、ダッカを訪問中の国連特別報告者、李亮喜氏との会合で、アリ外相は平和的解決策を見出す必要があると強調。バングラデシュは、ミャンマーと共同で国境に連絡事務所を設立して問題解決に当たっているほか、治安上の協力も協議していると説明した。
また、ダッカを訪問中のノルウェーのブレンデ外相は別の会合で、ロヒンギャ問題の扱いを巡ってミャンマーにさらなる圧力をかけるよう求めた。ブレンデ氏は、ミャンマーに対し「尊厳と包容力を持って少数民族に対応すべき」と語った。
ロヒンギャが多く住むラカイン州では昨年10月に武装集団が警察を襲撃する事件が発生し、治安機関が掃討作戦を展開。それ以降、7万人近くのロヒンギャがミャンマーからバングラデシュに避難した。