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ペンス米副大統領、EU首脳と会談 強い欧米関係維持表明
2月20日、ペンス米副大統領(左)はトゥスクEU大統領(右)と会談した。写真は20日、ブリュッセルで撮影(2017年 ロイター/Francois Lenoir)
[ブリュッセル 20日 ロイター] - ペンス米副大統領は20日、ブリュッセルでトゥスク欧州連合(EU)大統領と会談し、トランプ米政権として通商、安全保障の面で欧州との相互関係を維持、発展させる意向を表明した。
トランプ米大統領は英国のEU離脱決定を支持する立場を示しているほか、前月には他にも英国に続いて離脱する国が出てくるなどと発言。欧州首脳の間では、米国に対し警戒が広がっていた。
ペンス副大統領は「トランプ米大統領を代弁し、EUとの協力、パートナーシップに米国が引き続き強くコミットしていると表明することを光栄に思う」とし、欧州側の不安払しょくに努めた。
その上で「われわれは同じ遺産、価値、そして何より自由と民主主義、法の支配を通じて平和と繁栄を促進するという同じ目的を共有している。われわれはこれらの目標に引き続き注力している」とした。
トゥスク大統領は、国際法に基づく国際秩序、北大西洋条約機構(NATO)を基礎とする安全保障、結束した欧州の重要性をめぐり、ペンス氏の見解を質問したところ、肯定的な回答を得たと評価した。
ペンス副大統領は、国内総生産(GDP)比で少なくとも2%という目標達成に向けたNATO加盟各国の軍事費増額について、年末までに「真の進展」があることをトランプ大統領は期待していると述べた。
ペンス副大統領は「米国は自身の役割を果たすつもりだが、欧州の防衛には欧州側のコミットメントも同様に必要」との姿勢を強調した。
*内容を追加します。