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ケリー米国務長官、TPP批准を議会に呼び掛け
2016年10月27日(木)13時20分
10月26日、ケリー米国務長官は、米国が環太平洋連携協定(TPP)を批准しなければアジア地域での米国の国益にとって大きな妨げになるとし、議会に批准を呼び掛けた。写真はワシントンで21日撮影(2016年 ロイター/Yuri Gripas)
[シカゴ 26日 ロイター] - ケリー米国務長官は26日、米国が環太平洋連携協定(TPP)を批准しなければアジア地域での米国の国益にとって大きな妨げになるとし、議会に批准を呼び掛けた。
ケリー長官はシカゴ国際問題評議会での講演で「TPPが拒否されれば、(米国は)自身を深く傷つけることになる」と指摘。「アジア太平洋と協調すべき時期に、意識的に背を向けることになる」とし、米国の労働者に悪影響を与え、米経済を鈍化させ、同地域で米国が目標に向かって進むプロセスの妨げになる、と述べた。
また、TPPは米政府の指導力を試す「リトマス試験紙」だとし、米国がアジアで安定した存在感を望むのであれば必要不可欠な協定だとの考えを示した。
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