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中国、今後15年以内に世界一の原発大国に=世界原子力協会

2016年10月26日(水)16時01分

 10月25日、世界原子力協会(WNA)は、中国が今後10─15年に、米国を抜き世界最大の原子力発電所保有国となる見通しだと明らかにした。大気汚染対策として、原子力発電所の建設を急いでいることがその理由という。写真は秦山原子力発電所で2005年6月撮影(2016年 ロイター/Reinhard Krause)

[シンガポール 25日 ロイター] - 世界原子力協会(WNA)は25日、中国が今後10─15年に、米国を抜き世界最大の原子力発電所保有国となる見通しだと明らかにした。大気汚染対策として、原子力発電所の建設を急いでいることがその理由という。

シンガポールで開かれているWNAの年次総会で、アニエッタ・リーシング事務局長は、中国が2020年までにフランスを抜いて世界で2番目に多い原子炉保有国になるとの見通しを示し、「中国にとって、大気汚染が(原発建設を進める)主要な原動力だ」と述べた。

WMAが25日に公表した報告書によると、アジアでは2015年、原子炉134基が400テラワット時を発電し、世界の原子力発電量の16%を占めている。

アジアでは現在、47.4ギガワットを発電する原子炉39基が建設中。この数は世界で建設中の原発数の3分の2に相当し、その大半の20基は中国で建設中だという。

ロイター
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