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米当局、タカタ製エアバッグ破裂による11人目の死者確認
10月20日、米道路交通安全局(NHTSA)は、9月末にカリフォルニア州で乗っていた自動車が衝突した後に死亡した女性について、タカタ製エアバッグの破裂が原因だと確認した。写真はロゴ、米ミシガン州で昨年5月撮影(2016年 ロイター/Rebecca Cook)
[ワシントン 20日 ロイター] - 米道路交通安全局(NHTSA)は20日遅く、9月末にカリフォルニア州で乗っていた自動車が衝突した後に死亡した女性について、タカタ<7312.T>製エアバッグの破裂が原因だと確認した。
これにより、当局が確認した米国でのタカタ製エアバッグの破裂による死者は11人となった。
死亡した女性は9月30日、カリフォルニア州リーバサイド郡でホンダの2001年モデル「シビック」に乗っていた際に衝突事故にあった。この車種は2008年にリコール(無償回収・修理)が発表されたが、修理に出されていなかった。
タカタ製エアバッグの破裂による米国での死者の報告は、今年3月にテキサス州で17歳の女子高校生が衝突事故により死亡して以来初めて。
自動車メーカー各社はこれまでに米国で約1140万個のエアバッグのインフレーターを修理しているが、2000万個以上はまだ修理されていない。インフレーターが異常破裂すると、容器の金属片などが飛び散る恐れがある。
ホンダは同日、カリフォルニア州では事故車と同車種の登録オーナーに対し、リコールを呼び掛けるメールを8年近くで20通以上送付しているとの声明を発表した。
また、タカタのスポークスマンは「この悲劇は自動車メーカーがリコールしているエアバッグインフレーターを交換することの重要性を強調している」と述べた。
*内容を追加します。