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イラン、シェア拡大容認されれば協調する意向─石油相=国営通信社
8月26日、イランのザンギャネ石油相は、原油相場安定に向けた石油輸出国機構(OPEC)の取り組みに協力する考えを明らかにした。写真はオーストリア・ウィーンで2015年12月撮影(2016年 ロイター/Heinz-Peter Bader)
[ドバイ 26日 ロイター] - イランのザンギャネ石油相は26日、原油市場のシェアを拡大する権利が認められれば、原油相場安定に向けた石油輸出国機構(OPEC)の取り組みに協力する考えを明らかにした。国営シャナ通信が伝えた。
OPECの増産凍結計画に関する質問に対し、原油市場に安定をもたらすためのあらゆる取り組みを支持するとし「イランは原油市場の回復に向けてOPECと協力する」と語った。
その上で「他の加盟国がイランの有する権利を尊重することも期待する」と付け加えた。
イランは生産量が西側による制裁前の水準である日量400万バレルまで回復すれば、他の産油国と相場安定に向けて協調する意向を示している。OPECの統計によると、7月の生産量は日量360万バレルだった。
ザンギャネ石油相はイランの輸出が日量100万バレル以下のときに市場の混乱が起きたと指摘し、原油相場が不安定なのはイランの責任ではないと主張した。冥*情報を追加しました。