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インドネシア中銀が金利を据え置き、政策スタンス変更の可能性
5月19日、インドネシア中銀は、政策金利のBIレートを予想通り6.75%に据え置いた。写真はマルトワルドヨ総裁、ジャカルタの本店で撮影(2016年 ロイター/Darren Whiteside)
[ジャカルタ 19日 ロイター] - インドネシア中銀は19日、政策金利のBIレートを予想通り6.75%に据え置いた。翌日物預金ファシリティー金利(FASBI)も4.75%に、貸出ファシリティー金利も7.25%にそれぞれ据え置いた。
8月19日から新たな政策金利とする7日物リバースレポ金利も5.50%で据え置いた。
中銀のマルトワルドヨ総裁は、マクロ経済状況が十分維持されれば、新政策金利導入までの移行期間に政策スタンスを変更することが可能との見解を示した。
ワルジヨ副総裁は、安定を維持しながら経済成長を促進するために政策強化が必要だと述べた。
中銀は今年、3回の利下げで計で0.75%ポイント(bp)引き下げていた。
中銀は今年の経常赤字について200億ドルとの見通しを示し、当初の230億ドルから修正、この水準は「健全」との見方を示した。
今年の成長率は5.0-5.4%とし、これまでの5.2-5.6%から下方修正した。
第1・四半期の成長率は4.92%と、中銀や市場の予想である5.1%を下回った。中銀は通年のインフレ目標を3―5%としている。