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スイスフランなお過大評価、通貨戦争のリスクない=中銀総裁
2月2日、スイス国立銀行(中銀)のジョルダン総裁(写真)は、スイスフランはユーロに対して依然として「かなり過大評価されている」と述べ、必要に応じて為替介入を行う用意があるとの見解を明らかにした。205年12月撮影(2016年 ロイタ/Ruben Sprich)
[ジュネーブ 2日 ロイター] - スイス国立銀行(中銀)のジョルダン総裁は2日、スイスフランはユーロに対して依然として「かなり過大評価されている」と述べ、必要に応じて為替介入を行う用意があるとの見解を明らかにした。プレスクラブでの講演で述べた。
総裁はスイス中銀がマイナス金利を採用していることや、為替介入への意欲を示していることに加え、相場が買われ過ぎとなっていたことなどにより、過去数週間でフランが下落したと分析。
「中国の構造的な調整が世界的な産業活動や投資に対し引き続き重しとなる可能性があるほか、欧州でもぜい弱な状態は続いている」とし、「状況はまだ大幅なリスクをはらんでいる」との認識を示した。
ただ、最近スイス中銀が介入を行ったかは明らかにしなかった。
1115GMT(日本時間午後8時15分)時点でフラン相場は1ユーロ=1.116フランとなっている。
また日銀が欧州中央銀行(ECB)に続き、マイナス金利の導入を決定したことなどをめぐっては、各国の中銀は国内の状況に対応しているとして、通貨戦争のリスクはないと述べた。
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