ニュース速報

ワールド

第4四半期の韓国GDPは前期比+0.6%に鈍化、建設投資落ち込む

2016年01月26日(火)11時55分

 1月26日、韓国銀行が発表した2015年第4・四半期のGDP速報値は、季節調整済みの前期比0.6%増、前年同期比3.0%増だった。写真はソウルで2013年12月撮影(2016年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 26日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)が発表した2015年第4・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、季節調整済みの前期比0.6%増、前年同期比3.0%増だった。

前期比伸び率は、建設投資の落ち込みで、第3・四半期(1.3%)から大幅に鈍化し、ロイターがまとめた市場予想(0.7%)もわずかながら下回った。

前年比伸び率は、第3・四半期(2.7%)から加速し、市場予想と一致した。14年第3・四半期以来の高水準。

建設投資は前期比6.1%減少。過去1年で最大の減少率を記録した。建設事業の減少や政府支出の低迷、不動産取引の鈍化に圧迫された。

一方、サービスと耐久財の需要を背景に、民間消費は季節調整済みで1.5%増加し、伸び率は前期の1.2%から加速、2009年第4・四半期以来6年ぶりの高水準となった。

ただ民間消費の大幅な伸びは、主に昨年終盤に政府が小売各社に全国的な値下げ販売を促したことが要因で、その効果はすぐに薄れると一部のアナリストは指摘する。

ハナ・フィナンシャル・インベストメントのエコノミストは「昨年終盤に見られた消費の伸びが今年も続くかどうかは疑わしい。一方、建設投資の弱さは2016年も続いているとみられる」と語った。

2015年の成長率は2.6%となり、14年の3.3%を下回り、2012年以来の低水準を記録した。輸出と農業の弱さが主な足かせとなった。

柳一鎬(ユ・イルホ)企画財政相は26日、景気支援に向け、16年第1・四半期に財政支出を前倒しで行う必要性を強調した。

家計債務の増加やインフレ率が上昇しにくい状況を踏まえると、韓国銀行(中央銀行)が景気押し上げに向け利用できるツールはほとんどない。

*写真とカテゴリーを追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ワールド

情報BOX:トランプ米次期政権の閣僚候補者の顔ぶれ

ワールド

北朝鮮、20日にもICBM試験発射の可能性=韓国メ

ビジネス

中国は米国との健全な関係推進、新政権と協力=商務省

ビジネス

米債券ファンドに資金流入、過去5カ月で最大規模=I

MAGAZINE

特集:トランプ・ワールドの希望なき幕開け

2017-1・24号(1/17発売)

ドナルド・トランプがついに米大統領就任へ──。「異次元の政治家」にできること、できないこと

人気ランキング

  • 1

    スーパー耐性菌の脅威:米国で使える抗生物質がすべて効かない細菌で70代女性が死亡

  • 2

    日本はワースト4位、「経済民主主義指数」が示す格差への処方箋

  • 3

    【ダボス会議】中国が自由経済圏の救世主という不条理

  • 4

    トランプごときの指示は受けない──EU首脳が誇り高く…

  • 5

    太陽光発電の発電コストが石炭火力発電以下に。ソー…

  • 6

    トランプ大統領就任式ボイコット続出、仕掛け人のジ…

  • 7

    「知能が遺伝する」という事実に、私たちはどう向き…

  • 8

    ベーシックインカム、フィンランドが試験導入。国家…

  • 9

    トランプをセクハラと中傷で提訴 テレビ番組出演の…

  • 10

    アルツハイマー治療薬を使って歯を自然再生、英研究…

  • 1

    オバマ米大統領の退任演説は「異例」だった

  • 2

    トランプ当選初会見でメディアを批判 ツイッターなどSNS大炎上

  • 3

    韓国ユン外交部長官「釜山の少女像は望ましくない」

  • 4

    「南シナ海の人工島封鎖なら、米国は戦争覚悟すべき…

  • 5

    オバマ、バイデン副大統領に最後のサプライズで勲章…

  • 6

    南シナ海の人工島封鎖で米中衝突が現実に?

  • 7

    ダライ・ラマ制裁に苦しむ、モンゴルが切るインドカ…

  • 8

    北朝鮮が国家ぐるみで保険金詐欺、毎年数十億円を稼ぐ

  • 9

    トランプ今度は製薬会社を標的に 薬価引き下げを表明

  • 10

    なぜアメリカの下流老人は日本の老人より幸せなのか

  • 1

    オバマ米大統領の退任演説は「異例」だった

  • 2

    キャリー・フィッシャー死去、でも「2017年にまた会える」

  • 3

    「知能が遺伝する」という事実に、私たちはどう向き合うべきか?

  • 4

    トルコのロシア大使が射殺される。犯人は「アレッポ…

  • 5

    トランプ当選初会見でメディアを批判 ツイッターな…

  • 6

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 7

    日本の制裁措置に韓国反発 企画財政省「スワップ協…

  • 8

    韓国ユン外交部長官「釜山の少女像は望ましくない」

  • 9

    安倍首相の真珠湾訪問を中国が非難――「南京が先だろ…

  • 10

    独身男性の「結婚相手は普通の子がいい」は大きな間…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

日本の観光がこれで変わる?
リクルート
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版 臨時増刊

世界がわかる国際情勢入門

絶賛発売中!