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アテネで数千人が緊縮策拒否に歓喜、「欧州の圧力恐れない」
7月5日、ギリシャ国民投票で予想以上の大差で緊縮案受け入れを拒否したことを受け、首都アテネの広場では数千人の市民が集まり「ノー」の結果を祝った。8ロイター/Marko Djurica)
[アテネ 5日 ロイター] - 欧州連合(EU)が求める緊縮策の是非を問うギリシャ国民投票が5日行われ、予想以上の大きな差で受け入れを拒否した。今後をめぐる不透明感が強まる中、首都アテネの広場では数千人の市民が集まり「ノー」の結果を祝った。
アテネ中心部の議会前にあるシンタグマ広場では5日夜、国民投票の結果が伝えられると、ギリシャ語で「ノー」と書かれた横断幕を掲げた市民らが「彼らが勝つことはない」と叫ぶなどした。ギリシャ国旗に身を包み伝統音楽に合わせて踊ったり、クラッカーを鳴らして喜びを表したりする市民の姿も見られた。
教師のスタティス・エフティミアディス氏(47)は「『ノー』というメッセージは、欧州や国内からの圧力をわれわれが恐れていないことを示すものだ。われわれは欧州内で公平かつ自由に生きることを望んでいる」と述べた。
退職した整備士のコンスタンティノス・ペトラス氏(65)は「ギリシャ政府はこの『ノー』の結果と共に、欧州連合(EU)での民主主義と平等の権利という価値に基づいた交渉を行う機会を得る」と語った。
銀行に勤務するミカリス・ツァツァキス氏(35)は「銀行セクターは問題に直面すると思うが、対処は可能だろう」とし、「チプラス氏には断固として主張してもらいたい。われわれは彼を信頼している」と述べた。