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パキスタンの熱波で180人超が死亡、非常事態を宣言
2015年06月23日(火)13時12分
6月22日、パキスタン政府当局者は、同国南部カラチを襲った熱波の影響で、180人以上が死亡したと明らかにした。写真は熱波が襲うカラチの橋の下で眠る男性(2015年 ロイター/Akhtar Soomro)
[カラチ 22日 ロイター] - パキスタン政府当局者は22日、同国南部を襲った熱波の影響で、180人以上が死亡したと明らかにした。電力網が故障して停電が発生したことなどを受け、当局は非常事態を宣言した。
現地では20日には気温が摂氏44度まで上昇し、21日は同43度で推移した。
同国ではちょうどイスラム教のラマダン(断食月)が開始されたばかり。2000万人が暮らす同国南部の都市カラチでは、金融街や住宅など広範に停電の被害が及んだ。
カラチのあるシンド州の保健当局者はロイターに対し、19日夜から現在までに少なくとも180人が死亡したと説明。こうした事態を受け、すべての医療関係者の休暇が取り消され、当局は点滴と補水塩を病院に追加配布しているという。
別の当局者はロイターの取材に「熱波に苦しむ数百人の患者が政府の病院で手当てを受けている」と語った。
*写真を更新しました。
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