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OPEC供給量昨年6月以来の低水準、イラクで輸出遅れ
2015年02月28日(土)02時37分
[ロンドン 27日 ロイター] - ロイター調査によると、石油輸出国機構(OPEC)加盟国の2月原油供給量は、昨年6月以来の低水準となる見通しだ。悪天候でイラク南部港からの輸出に遅れが生じるなどした。
ロイターが、出荷統計や石油会社などの情報に基づいて算出した。
サウジアラビアの生産量は小幅増となり、市場シェア重視の姿勢を堅持していることがうかがえる。
OPEC加盟国の供給量は日量2992万バレルで、1月の同3027万バレル(改定値)から減少した。
イラク南部の輸出は日量205万バレルで、1月の239万バレルから減った。ただイラクは生産能力の増強を推し進めており、今後数カ月中に過去最高水準をつける可能性も指摘されている。
リビアの供給量も、平均日量27万バレルにまで減少した。戦闘に伴う港湾や油田の閉鎖が響いた。
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